スクウェア・エニックス、主要タイトルはマルチプラットフォーム展開へ

スクウェア・エニックスは、決算説明会において、今後コンソール独占ではなく、自社ゲームをマルチプラットフォームで展開していく方針を発表しました。

このマルチプラットフォーム展開への移行は、同社の新たな戦略の一環であり、説明会資料には次のように記載されています。「スクウェア・エニックスグループは、ニンテンドープラットフォーム、プレイステーション、Xbox、PC を含むマルチプラットフォーム戦略を積極的に推進していきます。特に、主要フランチャイズや AAA タイトル、カタログタイトルにおいては、より多くのユーザーが当社タイトルを楽しめる環境を構築していきます。」

また、戦略変更の一環として、同社は「量から質」へのシフトも掲げています。

「スクウェア・エニックスグループは、デジタルエンタテインメント事業セグメント (DE セグメント) のポートフォリオに関する中長期的な経営理念として、量から質へのシフトを推進していきます。そのためには、まず最適なポートフォリオを確立すべく、社員の創造性を最大限に反映させた『プロダクトアウト』アプローチと、顧客の声やデータを開発に取り入れる『マーケットイン』アプローチのバランスを取りながら開発を進めていきます。そして、愛され続けるゲームタイトルを定期的にリリースしていくことを目指し、開発リソースと投資を注力していきます。」

この戦略変更に伴い、スクウェア・エニックスは、新方針に合致しないいくつかのタイトルの開発中止を決定しました。

業界が統合しつつあり、ゲーム開発費が高騰している中、スクウェア・エニックスが自社作品のリリースプラットフォームを拡大しようとする意図は理解できます。また、2025年春発売が期待される Nintendo Switch 2 など、新たなコンソールの登場も視野に入れると、スクウェア・エニックスの新戦略の狙いと、それが業界全体に波及していく可能性は容易に想像できます。

皆さんはスクウェア・エニックスの新戦略についてどう思いますか? ぜひ下記のコメント欄でお知らせください!


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